収穫時期編
こんなに雪が積もった橋を渡るのは怖かった
左上から右下(川)へ雪崩れが起きていた
カーブミラーもやっと顔を出しました
 この時、今回の目的地はどの辺か師匠へ確認してみました。
すると、 上の写真の ”右上の山頂だよ。” と一言。
多分その言葉が私の耳に入ってから、約30秒間、口はだらしなく開いていたと思います。

        ”あれほど今回は、近場って言ったくせに・・・・” 

もし、ここで雪崩れがなかったら、、昨年同様 到着するまで3時間はかかっていたと思います。
 正直言って、あんなに意気込んでいた私ですが、目の前の状況と、向こうにそびえ立つ山を見て
 ”雪崩れ君ありがとう!” と、心から感謝しました。

 出ているかどうかもわからない、たかがキノコの為に・・・  
                   改めて、師匠と私のレベルの差を、思い知らされた出来事でしたマル       
 歩き始めてから約30分、目の前は雪崩れの跡。
雪崩れは山の上から川の方へ 、”ダ〜!” っと起きていました。
それから生温い風も、気持ち悪く吹いてきました。

      ”危ないからやめよう” 

 突然、師匠のこの言葉で今回の挑戦は終了してしまいました。  とても残念でした。
しかし命には代えられません。

 ちなみに、今回のエゾハリタケですが、数年前に師匠が採った事がある(秋)。と言うだけで、確実に出ている保証は全くありません。
 昨年は、山を登り川を渡り(何回これを繰り返したことか・・・)、急な斜面はジグザグに登り、道のない林をただひたすら歩きました。 
 多分、師匠も辛かったのだと思います。そこで今年は目的地をもっと近場にし、歩き易い山道を行く事にしました。
エゾハリタケ採りには、時期的にちょっと遅いため(抜け落ちたかな?)、雪崩れに注意しながらの入山です。
 辺りをキョロキョロしながら、”変り者の親子”は山道を一歩、一歩、歩き始めました.



               ところが・ ・ ・
 例年よりも、積雪は大分少ない今冬。
とは言っても歩き始めると、ご覧の通りの豪雪。
雪の重みで橋が崩れないか心配しながら、向こう岸まで渡りました。
 橋の上から川を眺めると、イワナが数匹泳いでいました。20年前の私だったら、すぐに釣り糸をたらしていたと思いますが、キノコに夢中の現在は、魚めがけて、”雪だま”を投げてやりました。
ゴメン
 2002年3月10日、今回はエゾハリタケ(ヌケオチ)採りに初挑戦してみました。
 昨年のカンタケ採り(しんどい編)は、あまりにもハード過ぎて、グロッキーしてしまいましたが、
”今回こそはやってやるー!!” とばかりにカンジキを履き、師匠といっしょに、いざ出発。
 生憎この日は気温が高く、雪は凍っていないため、歩くにはちょっと大変でした。

エゾハリタケ

師匠手づくりのカンジキ
 ついにゲットしました。”カンタケ”  2002年1月14日、近所の河川敷にて。
実はお隣、新潟県のキノコ大好き人間 ”Sさん”からの話を聞いて、すぐにカンジキを用意し、行ってきました。
 元々は、アラゲキクラゲが目的だったのですが、残念ながら見つけられず、その代わり、しなびかけている”ヒラタケのカンちゃん”と初めて出会う事ができました。 
 朝、カンジキを借りるため、師匠へ話をしたのですが、”ふぅ” とひとこと。と言うよりも、その音は鼻から出ていた ”ふぅ” であったと思います。
 苦労は全くしないで採る事ができましたが、もちろん うれし〜い!
カンタケ(ひらたけ)
 しんどい編でも紹介したように、冬のきのこは”カンタケ”しかないでしょう。
今度こそは目的地までもちろん到達し,尚かつ見事なエモノをゲットしたいと思っています。乞うご期待!(コウって漢字こうだっけ!?)  
 あっそれからエゾハリタケも冬に採ってみたいなぁ。
別名 ”ヌケオチ” の味噌漬けはうまいっす。

冬の巻